あおり男さんが逮捕されるところをテレビで見ました。

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あおり男さんは、あれだけのことをして、しかも各地でドライブレコーダーに撮影されながら、「あおってきたのは相手だ。」と言っており、自分が悪いとは、心から思っていない様子です。

また、「自宅を出ると、いつも誰かに監視されている。」と言っていた とも、報道されていました。


これって、今年の春に死んだ兄と通じるところがあります。



実家で父と暮らしていた兄は、被害型の妄想性障害を発症し、3か月間、精神病院に保護入院(本人の同意のない入院の一つ)させたのですが、入院させる前に、一度、実家から遠方に逃走し、そこの警察に保護を求めて駆け込み、私が引き受けに行きました。

※被害型の妄想性障害については このページをご参照
※兄を精神病院に入れた話はこちら


警察から引受けた兄を実家に連れて戻って来るとき、兄は、すれ違う見知らぬ人を指しては、「あの人の素振りがおかしい。あの人は自分を監視している。」と言い、逃げだそうとして たいへんでした。


この逃走の数カ月前、私が実家に帰った際に、兄の車で駅まで送迎してもらったのですが、その時にも兄は、「後ろのあの車は自分を尾行している。」「今度は、あの車が尾行している。」と言い、しきりに尾行を巻こうとしていました。


「なぜ、そんなに都合よく尾行できるの?」と聞くと、「家の周りは常に監視され、自分の車にはGPSの発信機が巧妙に隠して取り付けられてしまったのだと思う。」と言い、「では、なぜ尾行されるの?」と聞くと、「実家の土地を狙っている人がいて、嫌がらせや監視をしている。」と言いました。「それは誰なの?」と聞くと、「それはまだ分からない。」と言いました。


そして、兄は、(たいした家でもないのに)
実家にセコムの監視カメラを取り付け、車には、(尾行の証拠を残すために?、前方向きではなく)後方向きだけにドライブレコーダーを取り付けていました。


...理路整然と話すので、遠方に逃走するまでは、私も、兄をあまり疑わず、「そういうこともあるのか。怖いな..」と、真に受けていました。


兄は、気弱な人だったので、監視している敵?に反撃することもなく、逃げ続け、最後は、川で死んでいるのが発見されました。


※兄は遠方に逃げた時、そこの警察署に保護を求めて駆け込んだのですが、警察が、私に兄を引き渡し、私が実家に連れ戻した(正確には実家近くの精神病院に入れた)ことから、警察も私も、兄を監視する一味と繋がっていると疑っていたようです。
そのため、その後は、私にはもちろん、警察にも相談したり、保護を求めることもありませんでした。

※兄の失踪の話はこちら


...この経験から、あおり男さんの報道を見ていると、


・あおり男さんは、自分の車は監視されているが、ディーラーの代車であれば、GPSの発信機が付けられることも無いから安心だと思い、その車が気に入り、その車で、あちこちに、何かから逃げていたのかもしれません。

・そして、逃げた先の路上で、少しでも彼の気に障る動きをする車を見ると、彼を監視している何かの一味に思えたのかもしれません。ただ、彼は、兄のように大人しい人ではないので、反撃?したのかもしれません。

・妄想性障害の人の話は、意外と理路整然とし、妄想かどうか、分かりにく、特に親しい人の場合は基本的にはその人の話を信じながら聞いてしまうので、あおり男さんと一緒にいた女性は、本当に彼の言うことを信じているのかもしれません。


私の乏しい経験からの想像にすぎませんが、もし、被害型の妄想性障害だとすると、不可解な一連の行動が、理解できるように思います。(兄が攻撃的な人でなくてよかった と思います。)