日銀がマイナス金利を発表してから、景気の先行きがなんだか怪しくなってきました。株価も大きく下げており、気が気でない方も多いと思います。
 

こんな時 注目されるのが、安全資産とされている 金への投資です。我が家は5年前に純金積立をはじめたのですが、申込んだ後は、半年に1回送られてくる報告書を見ることも無く放置してました。

※今回、見てなかったことが連れにバレ、「何やってんだよ。」と言われてしまいました。

そこで、我が家の純金積立が、今どうなっているかを 調べてみることに しました。


1 純金積立てとは

純金積立とは、毎月一定の金額で純金を少しづつ購入し、積立てる金融商品です。扱う会社により違いはありますが、多くの会社で、1,000円単位で積み立てられます。

小額からはじめられ、また ドルコスト平均法による投資で値下がりしたときも、多少気が楽なので、初心者向けの金商品と言われています。

※ 金が高いときは、買う金の量は少量になり、金が安くなると、買う量が多くなるので、相対的に安く買っている 気分になれる方法です。 
※ 時々、ドルコスト平均法でリスクが抑えられる と説明している人がいますが、 ドルコスト平均法で投資リスクが抑えられるわけではありません。     儲けも損も、平均されて 薄まって感じられる(ショックも喜びも小さい)というだけです。

金塊
我が家は、田中貴金属を利用しているのですが、
 2010年4月から、月10,000円(2月8月は20,000円)で開始し、
 2012年2月から、月15,000円(2月8月は30,000円)に増額し、今に至ります。


 ⇒ 2016年1月末時点の投資総額は、1,090,000円になります。

  
2 開始の経緯 

実は、2001年から2013年まで、金はほぼ一貫して値上がりしていました。

当時、金投資については、下記のように言われてました。
(今もあまり変わってないようですが...)

①  これまでに世界で採掘された金は約17万トン。オリンピックプール3.5杯分だけ。1グラム4800円(2016年2月12日時点で4,872円)とすると時価総額で約820兆円。
    
一方、日銀が2015年6月29日に発表した1~3月期の資金循環統計(速報)によると、2015年3月末の家計の金融資産残高は1708兆円とのことなので、日本の金融資産の半分も無い。

 
② インドや中国、さらに、それに続く国々も、発展すると金を大量に購入するので、金の価格はまだまだ上昇が見込まれる。


③ 将来、日本でハイパーインフレが起きて円の価値が暴落しても、金の価値は上昇し、それを緩和できる。


⇒ そこで2010年4月に、我が家も金投資を始めました。

もっとも、さすがに 「遅すぎかな?」と思ったので、損した時にショックの小さい純金積立にしました。


3 5年間の投資結果

(1) 投資結果

直近の田中貴金属からのレポート(2016年12月末基準)によると、
 時価評価額は  1,062,025円(238.2826g) です。

 12月までの積立総額は、1,075,000円なので、5年間の結果は...
     △12,975円の赤字  
です。 ガーン!



 
直近結果
         (クリックすると大きくなります。)

(2) どうなっていたのか?(私なりの理解ですが...)

① 金の価格は、ドル(アメリカの景気)との関係で説明されることが多いのですが、 ざっくり言えば、金は通貨みたいなものでもあるので、ドルが下がれば金が上がり、ドルが上がれば金が下がります。  

楽天証券で、ドルベースの金の価格推移の面白いグラフが公開されていました。
金価格推移ドルベース

       (クリックすると大きくなります。)

このドルベースのグラフで見ると、我が家が金投資を始めた2010年以降は、わずか1年だけ金価格が上昇しその後は、アメリカの景気回復に伴い、下落しています。


② 日本の金価格を見るときは、金は基本的に輸入品なので、①に為替の影響を加えて説明します。円高(ドル安)になれば、金は価格が下がり、円安(ドル高)になれば、価格が上がります。
 
 楽天証券で、円ベースの金の価格推移のグラフも公開されています。

   金価格推移円ベース
            (クリックすると大きくなります。)
 
アベノミクスで、ここ数年、円安(金価格は上昇)になったので、ドルベースで見るほど、金は下落せず、何とか我が家は △12,975円の赤字で収まった  ということのようです。


(3) でも、もっと直近で見ると...

田中貴金属のHPの直近の金価格(4,787円/g:2016/2/12時点)で計算すると、12月までの積立の時価評価額は、1,140,659円(238.2826g)となり、65,659円の黒字  です。
  
ニュースを調べてみると、 世界経済への懸念を背景に、安全資産としての金が注目され、アメリカの金相場が大幅に上昇している そうです。

 
マイナス金利発表後、(逆に)円高になっているので、円ベースの金の価格は、アメリカほど上がってませんが、それでも  ( 円より金の方が さらに安全だと考える人が多いので、) 円ベースの金価格も少しは上がっているのだと思われます。

※  連れに「純金積立は失敗じゃない!」 と    何とか 言い訳できそうです。


4 純金積立てのお勧め度 

お勧め度  :★★★☆☆ (余裕資金の1割程度は金が いいかもしれません。)
手続き簡単度:★★★★★ (純金積立の契約は 大した手間ではありません。)


(投資は自己責任ですが、)国の抱える莫大な負債や、人口減少が続くことを考えると、将来は、円安かもしれません。(10年以上先かもしれませんが...)    それを考えると、今から金をコツコツ積み立てるのも、悪くないように思います。(円がこれから安くなると思う人は、金は買いです。)


※その後の状況(2017/09/22時点)はこちら(儲かってます。)
※2018年6月の状況はこちら
※2018年12月の状況はこちら



※この本、お勧めです。久々に面白い本です。